命を守る強い構造をつくる
構造設計にこだわる

家を建てるにあたって、一番大切なのは「構造」だと考えます。
「北原工務店の家は工夫が凝らしてあって良いですね」とよく言われます。確かに暮らす方々の使い勝手を考えがなら日々研究し、常に新しいアイデアを盛り込んでいますが、私たちが設計する際に一番重きを置いているのは家の基本構造とそれらを支える素材の厳選です。数々の工夫もしっかりした基本構造と素材の選択があってこそのものです。
もちろん、純日本的な住宅も地震や台風に対応するため、一般的な在来建築にはない剛健な構造に設計しています。

震災の経験で気づいた構造の大切さ

阪神大震災、東北の震災があって、うちのOBさんのお客さんから、親戚が東北にいますとわれて、東北に行くことになりました。
「被災度区分判定士」さんていう方がいて、耐震診断士さんが入っていって、入ってはいけないのは赤い札、注意するは黄色いふだ。大丈夫なのは緑、というのをするんですが、その判定をしたあとの家にはいっていって、この家は復興ができるのかどうかというのを判断するのが「危険度判定士」さんなんです。
ふつうでしたら近県の建築士さんが呼ばれるんですが、近県でも人数がたりないということで、OBのお客さんたちの親戚の家がいくら建築士さんにたのんでもみてもらえないと。職人さんもたりなくて2年後とかになってしまう。台風がきたり、雨がふったり気が気じゃないと。そこで私の方に相談があって、向こうに見にきていただきたいと。私もじゃあ、せっかくということでいかせてもらうことができました。協力会社の人たちにも協力してもらって。そのときに、構造というもの、なにがいけないのか。いまのハウスメーカーさんがこういうのを使っているからいけないということが自分自身でもわかるようになりました。そこで、住宅としては命を守るということでまずは構造。その大切さを感じ、今現在の家づくりがあります。

地震の揺れを最大73%軽減
制震+耐震の地震対策!※JMA神戸波震度7×125%の加震実験1回目変形料の軽減値です。

北原工務店では、アルミダンパーによる制震&耐震に優れた「ブレースリー」を採用しています。
震度7×125%の揺れが6回連続でも性能保持を実現した国道交通大臣認定の性能評価を取得しています。

構造や耐震の知識のある
自社大工が施工

北原工務店では、自社大工が施工を担当致します。そして、建物を建てる上で大工の技術をとても大切にしています。
構造を知り、お客さんのイメージをかたちにする技術があり、メンテがいらないための知識があり……と、そういうことをすべて把握して一軒の家が作られます。そのために、一番重要な家づくりのかなめである大工さんの勉強が必要になってくる。そこで、大工さんでも建築士の資格が必要だということになります。
北原工務店では、大工が建築士の資格を取るためのサポートをし、日々知識と技術を磨いております。
一方で一般的な大工さんが今、建築基準法や省エネのことをどれだけ知っているでしょうか。一般的にはほとんど皆無といっていいでしょう。なぜなら現在の住宅は産業化されており、技術も必要ない、ロボットでもできるような工法で建てられた家づくりが一般的なのです。