アトピーやシックハウス症候群の方も
安心して暮らせる家
無添加住宅は、「体調不良を訴える一人の女性との出会い」から生まれた住宅です。私たちは、その体調不良の原因が家の中の空気、すなわち化学物質だと推測し(のちにシックハウス症候群と判明)、その原因を排除した家づくりを始めました。そして自然素材に徹底的にこだわり完成させたのが、アトピーやシックハウス症候群の方も安心して暮らせる「無添加住宅」です。
家が原因?多くの子どもたちが苦しむアレルギー
現在、国民の3人に1人はアレルギー性疾患を持つと言われ、年々増加傾向にあります。
アレルギーによって引き起こされる疾患は多種多様で、住環境が原因と思われるものは、喘息やアトピー性皮膚炎などがあります。
中でも小児喘息の子どもの数は年々増加しており、そのほとんどの子どもがダニに対するアレルギーを持っています。
喘息発作の主な原因は、室内のダニの糞や死骸、ペットの毛やフケ、カビなどによるアレルギー反応です。
症状が重い場合は、呼吸不全をきたし、命の危険にかかわることもあるのです。
近年、高気密、高断熱の住まいが主流となり、クーラーなどで冬でも夏でも快適な室温を保っていますが、ビニールクロスや合板で囲まれた室内は、湿度を調節できず結露が発生し、ダニやカビの温床となっているのが現状です。
シックハウス保証が付いています。
北原工務店の無添加住宅は
身体に悪い化学物質を使わず
家を建てています
北原工務店の無添加住宅では、合成接着剤や化学建材などの身体に悪い化学物質を使わずに家を建てています。また、壁材に使用するオリジナル漆喰は、シックハウス症候群の原因と言われる揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を吸着し、分解します。それらにより、これまで入居された沢山のシックハウス症候群やアレルギー、喘息などのお客様から「症状が改善した」と喜びの声が届いています。
無添加住宅の室内空気には
有害な化学物質がほとんどありません。(愛媛大学の空気測定)
しかし、実際に空気は見えないため、そうした声に疑念を抱く方がいるかもしれません。そこで、無添加住宅と一般住宅の室内の空気環境を測定。その結果、無添加住宅の室内空気は85%が木材由来の成分で、有害な化学物質がほとんどないことが愛媛大学の空気測定によって明らかになりました。一方で、一般住宅からは様々な化学物質が検出されました。
(円グラフ参照)
身体に良いものしか
使いません
material
漆喰
もともと日本の住宅や建物の壁は、外壁も内壁も、土や漆喰で塗られていました。漆喰は消石灰にスサや糊(ぎんなん草)などを混ぜた自然の塗料材です。
化学式で表せば、水酸化カルシウムCa(OH)2が空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して、CaCO3の石灰岩という硬いものになるものです。
漆喰は耐火性・耐久性も高く、古くから城や土蔵にも使われてきました。手間と時間がかかるために敬遠される傾向にあった漆喰を、無添加住宅では独自の工法を開発し、外壁・内壁・天井と、ほぼ家の全体にわたって使用しています。
外壁はあくまでも強く、内壁と天井は吸湿・放湿性に優れた特性で家の中の湿気を調整してくれます。
天然石
近年、日本国内で屋根材といえば人工スレートが主流です。この材料はセメントと石綿です。石綿はアスベストではないのですが、両方とも構造的には良く似ていますので、体には良くないと思われます。
ピレネー山脈の高地に豊富な天然粘板岩を産出する地方があります。現地の家の屋根は全てこの天然石で葺かれています。その中には築後300年経っても全く美観を損なわず存在し続けているものもあります。
「無添加住宅」はこの優れた天然石を用いて、独自の工法で安価に供給することを可能にしました。この石葺きの隙間を利用し屋根部の熱を自然の風力で強制換気することにより、従来の屋根以上の涼しさを実現しました。それが「無添加住宅」の省エネ屋根システム『クールリーフ』です。風合いの良さ、素晴らしい耐久性と快適性、そして低価格と、今までの概念をガラリと変える素晴らしい屋根材です。
そのほか、「無添加住宅」は木の化石、珊瑚や貝殻の化石など、様々な表情の石材を適材適所で使用しています。
炭化コルク
現在の日本の住宅に使用されている断熱材は、ロックウール・グラスウール・ウレタンフォームなどが一般的です。このうちロックウールとグラスウールは字のごとく石の綿とガラスの綿という意味で、石材やガラスを高温で溶かし、細い針の集合体にようなものにして使われています。材料は天然素材なのですが、この細い針が飛散すると健康に良くないことは周知の事実です。ウレタンフォームはご存知の通り燃やすと有害物質を放出します。
そこで無添加住宅では、断熱材に天然素材の炭化コルクを選びました。その炭化コルクはポルトガルで生産されています。ワインのコルク栓を作成した残りを炭にしたものです。
炭化するときに樹木の樹脂が出てきて大きな固まりとなり、それをスライスしたものが炭化コルクなのです。いわば炭ですから、空気の浄化・調湿などプラス効果も絶大です。
無添加の天然無垢材
昔は木材といえば無垢材で、使用する箇所によって堅い木、柔軟な木、防水性の高い木、防虫性の高い木等を使い分けてきました。
しかし、現在はコスト面や生産性の面から添加剤だらけの粗悪な木(もぢき)が氾濫しています。
反りや軋みが無いからといって、化学接着剤の塊のような集成材や、年月が経つとボソボソと剥がれてしまうようなプリントの木目に魅力があるでしょうか?
しかも、万一の火災時にはそれらの「木もどき」の建材は猛烈に有毒な化学物質をまき散らして人間の命さえ奪うのです。
無垢材は人に優しく、夏は涼しく、冬は暖かい素材です。木の優しい香りには人の心や神経を穏やかにする効果もあります。
無添加住宅はそんな素晴らしい無垢の木材だけを使用しています。木の種類によってアレルギー反応が起きてしまう「化学物質過敏症」の方にも適正な材料を選択するなどの対応をしています。
米のり・にかわ・ぎんなん草
無添加住宅は、集成材の貼り合わせなどに使うのり(糊)全てに手作りの米のりを使用しています。
米のりの接着力はとても強く、実験でも木工用ボンドとほぼ同じ接着力を持つことが立証されています。
また、にかわという接着剤も使います。にかわは動物の骨や皮を煮て精製してできるゼラチンです。
米のりは完全に固着するのに1日以上かかります。固着時間の短いにかわとの使い分けで作業効率を上げ、それぞれの性能を最大限に活かしています。
そのほか、漆喰にはぎんなん草という海藻を煮詰めたのりを混ぜています。これはのりの保水効果により、漆喰に適度の粘度を与え、こて塗りの作業性を良くするためです。
このように先人の知恵の結晶ともいえる天然素材を積極的に使うことは、その財産を後世にも伝えていくことに繋がると考えています。
柿渋・ベンガラ
家の中には企業が商品化した化学素材が溢れかえっています。畳の下に防虫シート、抗菌シート、そして抗菌フロアーなど。それらは防腐・防虫・防カビのためのものです。虫が嫌うもの、カビが嫌うもの、虫が死ぬ化学物質が体に良いはずがありません。それでも使い続けているのは企業の己の利益のためです。自然界には植物自体が虫、鳥、菌などから身を守るための「技」を持ったものが数多く存在します。
その中から「無添加住宅」は塗料として“柿渋”を選びました。昔、柿渋は鳥居の防腐、投網の防腐など広く使用されていました。その独自の効果と独特の光沢に着目しました。柿渋をベースに、必要に応じてその他の天然素材を添加して使用しています。