家の骨組みが立ち上がる日― 建て方の様子
家づくりの工程の中でも、ひときわ大切な節目となるのが「建て方(上棟)」です。
この日は、朝から大工さんたちが現場に集まり、これまで図面の中にあった住まいの姿が、少しずつ、そして力強く立ち上がっていきます。
静かだった敷地に柱が立ち、梁が組まれ、金物で確かに固定されていく——。
その日のうちに家の骨組みが整い、住まいの輪郭がふわりと浮かび上がってきます。
現場では、大工さんそれぞれが声を掛け合いながら、ひとつひとつの工程を丁寧に進めています。
柱のわずかな角度や、梁の納まり具合、金物の仕上がり——どれもが、これから続く暮らしを支える大切な基盤。
「安心して暮らしていただきたい」という想いを込めて、細やかな確認を重ねながら手を進めていきます。

建て方の様子を見ていると、住まいが形になっていく過程の大切さを改めて感じます。
これから少しずつ仕上がっていく現場を見守っていければと思います。
