大工
宮下 宏 Miyashita Hiroshi

家づくりへの想い

将来の夢は、プロ野球選手か大工さん

子供の頃は真剣に考えていたかもしれないけど、ただ野球が好きだから、親が大工さんだから・・・。そんな事を頭のどこかで考えつつも、野球をやるわけでもなく、建築の学校に進もうとも思わなかった学生時代。実際に就職したのは、車の部品を製造する工場でした。もうずっとここで働くんだろうなと思っていましたが、「何か手に職をつければ」という、ある人の言葉で考えが変わりました。

職人=大工・・・挫折

親が大工ということもあり、『職人=大工』しか頭にありませんでした。
そして、飛び込んだ建築の世界。もちろん最初からは何もわからず、上手くいく訳もなく辛い想いをした日々。でも、仕事は楽しかった。けれども、心境の変化もあり、一度大工からは離れました。転職をして改めて外から見つめ直した時期もありましたが、もう一度大工をやってみようと思い、再び大工に挑戦しました。

北原工務店との出会い、そして無添加住宅へ

知り合いの大工さんのお手伝いをやっていた時に、声をかけてくれたのが、北原工務店の北原社長でした。まだ経験も技術もなかった僕は、しっかり勉強しようと思いやらせていただきました。
北原工務店で仕事を始めて印象的だったのは、一つ一つの施工のやり方に色々な意味があり、今までやってきた大工という概念が変わりました。
それから、無添加住宅もやるようになり、自分のやっている事が広がってきました。自分が今まで使った事のない材料ややり方で、自然のものを取り入れて出来る住宅は、人の身体に負担が少なく、気持ちがいい住宅だと思います。僕は、石の屋根に漆喰の外壁の家がキラキラして見える所が好きです。

吹附 一徳
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堀米 智志