今リフォームをやってる現場で壁を剥がしました。
この現場は築30年以上で断熱材はグラスウールが入ってました。
グラスウールは安くて断熱性能の高い素材として、多くのハウスメーカー、工務店で使われる断熱材です。しかし、グラスウールが安いからといって、安易にグラスウールを使うのは危険です。施工を間違えれば、グラスウールの断熱性能が失われ、冬寒く夏は暑い家に早変わりするリスクもあるのです。

グラスウールは材料費も施工コストも安いのが売りですが、湿気に弱いという致命的な弱点があります。

グラスウールは、セルロースファイバーと違って吸放湿の性能がありません。いちど水に濡れたグラスウールは、自身の重みで潰れてしまいます。

そして 「壁内結露など」で写真のようにカビだらけになってしまいます。(黒くなってるのがカビです)

グラスウールがつぶれれば、施工時に壁の中に充填しても、あとから隙間ができてしまいます。隙間には断熱性も気密性もないので、断熱性能を謳った家も「冬寒く夏暑い家」に早変わりしてしまうというわけです。

セルロースファイバーは新聞紙のリサイクルによってつくられた自然素材の断熱材です。セルロースファイバーには、断熱性能以外に以下のような特徴があります。

  • 吸放湿性能に優れている
  • 防音性能が高い
  • 防蟻性能がある

セルロースファイバーはグラスウールと違って吸放湿性能があります。湿度に応じて湿気を吸ったり吐いたりするのです。そのため、快適で健康と言われる40〜60%の湿度をキープしてくれます。

グラスウールのように湿気によってダメになるということもありません。

この現場ももちろんセルロースファイバーを新たに吹き込みます!

詳しく知りたい方は是非北原工務店にお問い合わせ、お越しください!