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高気密、高断熱住宅時代の弱点

2020年11月12日

先日、築15~20年くらい経過した住宅が雨漏りして困っているとの事で調査してきました。

その住宅は当時では高気密、高断熱で建てられた住宅でしたが・

色々な工務店が散水試験をして原因を見たそうですが、結局わからなく。。。。最終的には既存外壁(窯業系サイディング)上より金属系サイディングを張ってカバーしようという計画だったらしいです。

お客様は5年前に塗装会社にお願いして外壁全面塗装したそうです。ですので外壁を張るにしても漏水の原因を突き止めてからにしたい意向でした。

弊社にお願いされたのが数社後らしいのですが、天井裏から見てみると・・・・梁が黒くなっていました。玄翁で(大工用語です。一般にはかなずちと言います)

叩いてみると・・・・!梁、柱が腐食していて・・・言いえ!シロアリによって梁も柱もスカスカ状態でした。

慎重に調査した結果、1階に桁、柱数本、土台まで食われていて、2階が堕ちてきてもおかしくない状態でした。

土台は防虫処理した土台(ネオニコチノイド系処理剤)、柱は集成材、外壁は構造用合板でした。

工事はその部分を全て撤去、補強、補強出来ない梁部分は鉄骨梁で補強させていただきました。

白アリはそのままにしておくと知らない間に構造材を食べつくしてしまいます。気がついた時は高額な工事となりますので皆さん注意してください。

その後、は既存サイディング上より炭化コルクは全面に貼らせていただき無添加漆喰をぬりました。

白アリ処理には世界で通用していますその物を散布、また既存梁には打たせていただきました。

これで安心して住んでいただけるかと思います。

この工事の様子をお聞きしたい方はいつでもご連絡ください。写真をお見せして詳しくご説明させていただきます。






おまけ 

北原俊彦
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